多摩川 セッカ
多摩川土手を歩くと「ギチッ ギチッ ギチッ」 「ヒー ヒー ヒー」と奇妙な鳴声が上空から聞こえるものの音源が高速で移動するので目の焦点も合わせづらくその正体がよくわかりません??
声の方を辛抱強く目で追っているとスズメより小さいくらいの鳥が大きく円を描きながら上下方向を波状に飛んでいる。これがセッカ。撮影するにも空中を飛んでいる姿はとても不可能に近く見失わないよう目で追いながら時折下りてきて草類にとまるところを狙うしかない。
↓ 空を飛んでいる時を撮るのはせいぜいこのくらいが精一杯
↓ ある文献によると(※)、セッカは一夫多妻制で、繁殖期にはオスはクモの糸を利用していくつもの巣を作り(20近くのことも)、そのそれぞれにメスを誘い、産卵後の子育てはメスに任せきる。一夫多妻とは言え、これは全体の4割、3割が一夫一妻、残りの3割は独身とのこと
(※ バードリサーチニュース2006年5月)
↓ 今日は出くわさなかったが、セッカの独特のとまりかた。時々、二本の茎を片脚ずつ掴む「股裂きの刑」を自らに科す。体重7グラム弱らしい(500円玉が7g)のでいかにも軽いが本能のどこかにこれが刷り込まれているのだろう。 (アーカイブ 多摩川中野島 2024年4月17日)